*長文です。
今日は僕の趣味の一つである漫画の話を書いてみます。
そもそも僕は漫画、アニメはなにより大好きなのです。
正直ちょっと?かなり?オタクだと自覚しております(笑)
その漫画で最近思う事。
いつも色んな漫画を読んでいるのですが、最近の漫画ではけっこう犬(動物)をモチーフに描いているものが多くなってきたと思います。
昔から漫画だけじゃなく、映画やドラマなんかでも犬をモチーフにしたものは多かったのですが、それらのほとんどは人と犬の絆を描いたり犬の素晴らしさ(頭の良さや忠誠心等)を描いたものだったと思います。
それらはとても感動的であり素晴らしい作品だと思います。
僕はあんまりそういうのは見ないのですが・・・
何故かというと犬や動物ものになるとすぐ泣いてしまうからです(笑)
そしてそれだけじゃなく、自分は犬や動物の業界にいるので、犬や動物との絆を描く作品を見ると変に考えすぎてしまうのです。
純粋にその作品を見て感動できないのですね。
何を考えてしまうかというと、そういう作品は犬との素敵な部分、言ったら「表」、「陽」の部分だけを描いてる事が多く。
その作品を見た人みんなが安易に犬を飼いたいと思ってしまわないか心配になってしまうのです。
本当は犬を飼うという事は憧れや衝動や何かからの影響だけで飼うべきではないはずです。
でも今までの過去でもコリーやハスキーやゴールデン、ダックスやフレンチブルドッグ等の流行った犬種ってのは大なり小なり映画やドラマやTVからの影響を受けて流行ってきました。
そして流行った事で無理な繁殖が増え、安易に飼っては捨てる人も増え。
酷い扱いを受け、悲しく寂しい思いをし、病気に苦しむ犬が爆発的に増えました。そして殺処分される子達も。
もちろんそれは一般の飼った人達だけが悪い訳じゃなく、流行を煽ったメディアや、なにより金儲けの為に犬を無理に繁殖させ販売したショップやブリーダーの責任も大きいとは思ってますが。
ただ最近友人が言ってたのですが、どの業界でもどの世界でも需要があれば供給が発生するのはある程度仕方ないと。
需要が少なくなれば供給も少なくなっていくはずだと。
なるほどな〜と思いました。確かにそうですね。
安易に犬が欲しい!飼いたい!と思う人を少なくしていくのも、犬の業界のを改善していく一つの方法になっていくはずですね。
話しが脱線しました。
犬や動物との絆、「表」の部分を描いた漫画や映画やドラマ自体を否定する気なんて全然無いのです。
絆や命の大切さを知るにはとても良いと思います。
ですが実際に犬や動物が今いる世界はそんなに綺麗なものだけじゃないのです。
命ある生き物を、そうと思わずただの道具として扱い、役にたたなくなればゴミのように捨てる世界もあるのです。
もっと言えばこの世界には動物に対して悪意しか持てない様な人もいる様です。
何が言いたいかというと、そういう部分を描く作品(僕の知ってる限りでは主に漫画)が最近増えてきてるのですね。
もちろん人と犬(動物)の絆を描いてない訳じゃなく、それだけじゃない裏の部分も描いてる作品が。
そして犬を飼うって事がどれだけ大変な事か?命を預かるという事がどういう事か?という事も教えてくれます。
それはとても良い事だと思うのです。
特に漫画で増えてきてますが、それの何がいいのか?
それらの漫画はだいたい少年誌にて連載されてるのですが、少年誌というとまだ10代くらいの若者が多く読んでるのですね。
僕も10代の頃はドッグトレーナーになりたいと思いつつも、犬の業界の実情なんて知らなかったし、知る機会が無かったので、実際にこの業界に入ってショックを受けた事なんて数え切れないです。
犬の業界に入って今の実情を知り、ショックを受けてこの業界を去っていった人もいっぱい知ってます。
まぁ当然かもしれないけど、実情を「知らない」のですね。
これは若者に限らず一般の人もそうですね。動物にそんなに興味の無い人もそう。
今はインターネットで気軽に調べられますが、そこまでいかないのがほとんどですよね。
でもそれが漫画だと気軽に読めるし、興味も持ちやすい。
そしてそういう漫画に動物業界の裏が描かれて、それを読むだけで「知る」事ができるのです。
なにより若い子達や今まで犬や動物にあまり興味が無かった人達が「知る」事ができるのはすごく良い事だと思います。
知って何か行動できればそれは素晴らしいですが、行動しなくたって知っているだけで全然良いのです。
犬が好きな人も多く、飼ってる人もすごい数になり、空前のペットブームだとか言われてるのに、
この業界の実情を知らない人はとても多いです。知る機会もあまりに少ないです。
ペットショップの犬はどこで生まれてどうやってペットショップにきているのか?なんでペットショップにいけばいつでもあれだけ多くの動物が売られてるのか?等など
こういう事は絶対に知っておくべきだと、僕は強く思います。
だから漫画に限らず、こういった実情を描く作品がもっと増えていって欲しいと思います。
そして「知っている」人がもっと増えていって欲しいと強く願います。
なんだかすごい長い文になってしまいました・・・。
様は何が書きたいかというと、漫画本のオススメです。(笑)
上で書いた様な漫画で、こんなのありますよ〜と。
「WILD LIFE」小学館
週刊少年サンデーで連載されてて、もうすぐ終わりそうです。
獣医さんが主人公で、犬や猫に限らず動物園や野生の動物達の病気の事や、悪徳ブリーダーの話もあります。
獣医科大学病院の内情なんかも書いてあって勉強になりますよ。
まぁ漫画は漫画なので、ストーリー自体はエンターテイメントな部分も強いですが、しっかり取材されてて実情をかなり詳しく書いてあります。
ちなみに今度ドラマ化されるらしいですよ。
「いぬばか」集英社
週刊ヤングジャンプで連載されてて、ペットショップの話です。
絵やストーリーはあまり好きじゃないのですが、犬の事に関してはけっこう詳しく書いてあるかと思います。あまりシリアスではないかな。
「ナンバMG5」秋田書店
週刊チャンピオンで連載されてて、これはよくあるヤンキー漫画なので好き嫌い分かれると思いますが、悪徳ブリーダーについて何話か書いてあります。
なにより驚いたのは、こういうヤンキー漫画でそういう話を載せる事に驚きました。でもこういう漫画だからこそ、今まで知らなかった人が多く「知る」事ができたんじゃないかと思います。
しかもそのストーリーには作者の犬への愛情をとても感じました。
こういう漫画がもっと増えていけばいいなぁ。
まだありますが、もうほんと長くなってしまったので、ここでとりあえず終わります。
また機会あったら書いてみます。
文もまとまってなくて、読みづらい文だったと思いますが、最後まで読んでもらってありがとうございます。